SynologyのDS723+にGitlabをインストール

■はじめに

SynologyのDS723+にGitlabをインストールしようと思ってパッケージセンターに見当たらなかった。
GitServerはあるけど、Gitlabが好みなのでインストール出来ないか調べてみたら
日本語での手順が見当たらず結構手間取ったのでメモ

■環境について

■クライアント
エディション：Windows11Pro
バージョン：24H2
OS ビルド：26100.2605
エクスペリエンス：Windows 機能エクスペリエンスパック 1000.26100.36.0

■ＮＡＳ
製品：DS723+
DSMバージョン：DSM 7.2.2-72806 Update 2

■事前準備

■Container Managerをインストール
デスクトップからパッケージセンターを開き
Container Managerで検索してインストールボタンを押す。

■GitLabの構成ファイル保存用に新しいフォルダを作成
デスクトップからFile Stasionを開き、作成＞フォルダの作成でgitlabを作成（別に他の名前でも問題無し）

■SSHサービスを有効にする
デスクトップからコントロールパネルを開き、端末とSNMPを選択
SSHサービスを有効かするにチェックを入れて適用

■ダウンロードからインストール

■最新のGitLab Enterprise Editionのコンテナーイメージをダウンロード
事前準備でインストールしたパッケージセンターのContainer Managerを開く。

■ gitlab/gitlab-eeのイメージファイルをダウンロード
レジストリタブを開きgitlab/gitlab-eeを検索窓に入れてイメージを選択してダウンロードボタンを押す

■タグを選択してダウンロード
latestを選択して適用ボタンを押す（もちろん、指定のバージョンでも可）

■ダウンロード状況はイメージタブで確認可能

■ダウンロード完了後、コンテナを作成

■コンテナを作成する
イメージファイルを選択するとコンテナ名が自動的に設定される（もちろん変更可）
自動再起動にチェックを入れたけどお好みで

■詳細設定
Synologyのエンドポイント経由でGitLabに接続するため外部ポートを内部コンテナポートにマッピング
2222->22->TCP
8443->443->TCP
8080->80->TCP

フォルダーをGitLab構成ファイルにマッピング
/gitlab/data -> /var/opt/gitlab
/gitlab/logs -> /var/log/gitlab
/gitlab/config -> /etc/gitlab

■ウィザードとコンテナ実行
ウィザード終了後、このコンテナを実行にチェックを入れて、完了ボタンを押す

■コンテナの起動確認
コンテナタブで状況がグリーンになっていれば起動中

■管理画面接続、パスワード変更

■初期パスワードの確認
コマンドプロンプト画面（dos窓）でssh に接続
例）管理者IDがtestAdmin、NASの名前がnas-001だと仮定して

C:\Users\xxxxx>ssh testAdmin@nas-001

~~~~　省略　~~~~~~

Are you sure you want to continue connecting (yes/no/[fingerprint])?（yes）

~~~~　省略　~~~~~~

testAdmin@nas-001’s password:（NASの管理者パスワードを入力）
~~~~　省略　~~~~~~
testAdmin@NAS-001:/$ sudo docker exec -it gitlab-gitlab-ee-1 grep ‘Password:’ /etc/gitlab/initial_root_password
Password:（NASの管理者パスワードを入力）
Password: xxxxxxxxxxXXXXXXXXXXxxxxxxxxxxXXXXXXXXXXxxx=　＜＝ここにパスワードが表示される

■管理画面に接続
NASの名前とポート番号で接続出来る
例）http://nas-001:8080
ユーザー名：root
パスワード：先ほど確認した初期パスワード